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2009-08-19 [水] 貧困と激動の時代”放浪記”に感激

_ 貧困と激動の時代”放浪記”に感激

_ (森光子放浪記2000回記念の観劇)

森光子の放浪記、1961年初演から48年間、2000回凄い記録です。

前人未到の大記録・金字塔。そして国民栄誉賞受賞決定!

母(90歳)の昔からの夢をかなえる為、89歳になった森光子さん

の放浪記を大変苦労をして切符を入手、おぶうようにして帝国劇場

へ行きました。60歳以上の人が殆どでした(大部分が女性)

_ 大正、昭和、平成の”貧困と激動の時代”を見事に生き抜いて

こられた人達の感慨がこのストゥリーに有ると感じました。

そして、演じられる森光子さんの人生にも重複するぐらいの心拍の

演技にも現われており、最後のシーンを終えて,観衆の一人一人に

手を伸ばし、見渡しながら、”今!凄い幸せです”

”ずっと待っていた2000回、でも来てしまうと

  いたたまれない恥ずかしい気がします。

   そんなに私、値打ちもありません”

謙虚な言葉ながら、バースデイケーキに花束、そして鳴り止まない

大嵐が来たような会場の拍手に全員が感動いたしました。

母も涙していましたが、私も目頭がジーンと熱くなる感慨が有ました。

それほど凄い記録と、名演技が生き抜いた人生を感じます。

_ 母も同郷で私も林芙美子と同じ小学校の卒業生ということもあり

人一倍感じるものが有るのだと思います。

_ ”花の命は短くて、苦しきことのみ多かりき”(林芙美子)1903-1951

見事に三代を逞しく力強く生き抜くことの凄さに感動した名作でした。

森光子2000回公演舞台廣島、尾道市にたつ林芙美子像目白にある林芙美子旧宅